Quantcast
Channel: HAL WEB Photo Blog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1586

インターステラー

$
0
0
「インターステラー」を見ました。



近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。
そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。
そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。
地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。
悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む、、、

映画の中には「家族愛」と「人類の存亡」と「宇宙人との交流」、、、
そんなテーマが絶妙に絡み合ってきます。
とはいうものの、実際に宇宙に新天地を求めて旅立つのであれば、謎の宇宙人にも警戒しなくてはならない反面、友好的に交流も持たなければたんなる侵略者です(このへんはこないだのウルトラセブンと同じテーマ)
宇宙ロケットで旅立つことで、何十光年先の目的地にコールドスリープで行くとなれば、地球に戻っても家族は高齢で他界してる確率も否定できません。
てゆうか、コールドスリープを30年したら、親子の年齢が入れ替わります。

そんなリアルな心配が前面にあるので、SFなのに、身近な空気があります。

映画の中には「ブラックホール」「得異点」「ワームホール」「運動量保存の法則」「ブレーンワールド」相対性理論」「ウラシマ効果」「事象の地平線」、、、宇宙科学に必要な専門用語がいっぱいです。
そのへんは先に熟知しておいたほうが映画が楽しめると思いますが、映画の中にのめり込んでいれば、そのへんは「雰囲気」で理解できると思います。

前述した身近な空気を感じさせることで、宇宙を身近に感じられる作品になってたように思いました。

そんな空気を作り出していたマシュー・マコノヒーすばらしいです!



このお父さんがマシュー・マコノヒー。
その娘のマーフ。

変わり者と思われてる娘のせいで学校に呼びだされるが、逆に校長と喧嘩して娘は停学処分ww

でも、とても頭の良い子で、モールス信号の解読なども得意。
そして、父が宇宙に旅立った後、その先にある宇宙で生きていくために必要な研究をはじめる、、、



そして、幼いとき、本棚の本がバイナリの法則にしたがって落ちたことの意味を理解し、のちに人類のための研究をやり遂げるのです。

そのへんは冒頭のシーンと、ラストの緊迫したシーンの繋がりでこの映画の重要ポイントです。
難解な感じもありますが、細かいことを考えてもどうせ理解できません。
娘は3次元の世界に父は5次元の世界にその交差点が「本棚」なのですから。

宇宙のシーンもすばらしく、水の惑星では大津波が、、、



ヒロインのアンハサウェイも大ピンチ!



氷の惑星で、科学者同士の意見がわかれ殺し合いに発展したり、仲間を思う気持ちからコールドスリープせずに、老化しながら仲間の帰りを待ったり、、、
仲間がいつつも、孤独感もある宇宙探検、、、

いろんな宇宙を感じられる面白い映画でした。



最近流行のいろんなポスターが出来てますが、まさにこれらのポスターが映画の魅力を表現できてるように感じました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1586

Trending Articles