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風立ちぬ

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「風立ちぬ」を見ました。



劇場公開は終わってるけど、6月18日のDVD発売予定なので一応まだ新作といっていいかな?

大正から昭和にかけての日本。
戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。

航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。



関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。
二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかっていた。

でも、そんなことは関係ないのです。



菜穂子は病院を抜け出し、二郎の元へ、、、
そして、1日1日を大事に生きるため結婚☆



二郎の上司・黒川は菜穂子の病状を考え最初は難色を示すも、2人の気持ちを汲み取って精いっぱいの仲人を務める。

ついつい家庭よりも仕事優先になってしまう二郎ですが、黒川夫妻の協力もあり仕事も家庭も充実していきます。

そして、二郎の努力の結果、戦闘機の飛行試験は大成功に終わるが、
そのころ菜穂子はたった一人で再び高原の病院に戻る、、、

無言のまま立ち去った意図は、おそらく死期を察して姿を隠したのだと思います。
黒川夫人はその気持ちを察し「一番綺麗なときだけ見せたかった」からと。

そして、二郎の夢は実り、ゼロ戦は素晴らしい飛行機に仕上がりますが、、、



飛行機を作るのが夢なのに、それは戦争の道具であるという矛盾も。



大震災を生き抜き、病気と闘い、戦争に巻き込まれて、、、
それでも、良き仕事、良き仲間、良き上司、、、そして良きパートナーに恵まれて、どこか充実してる気持ちになれるのは、1日1日を大事に生きていくということ、、、
それが出来た2人だからこそなのかなと。

エンドロールの「ひこうき雲」を聞きながらいろんなことを思える映画でした。

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