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イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

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「イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を見ました。



劇場公開は2015年3月13日からです。


第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。

世界の運命は、解読不可能と言われた暗号解読に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。

劣勢だったイギリスの勝利に貢献し、その後コンピューターの概念を創造し「人工知能の父」と呼ばれた英雄にもかかわらず、戦後悲劇の運命をたどったチューリングをカンバーバッチが熱演。



第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。



ヒロインはパイレーツ・オブ・カリビアンのエリザベス・スワン役のキーラ・ナイトレイ。
パイレーツのときのような色気のある役が好きだったけど、こういう学者役もすばらしい!

いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが、、、



暗号の解読に成功したものの、こちらが暗号を解読したと気づかれてしまうと、暗号を変更されてしまい、またゼロからやり直しになることに気づく。

そして、すべてではなく重要なところだけの情報を流し、ここは諦めるというとこは軍人も民間人も犠牲にするという駆け引きの仕事も請け負うことに。

仲間の家族さえも犠牲に、暗号解読に成功したことがバレないよう、かつ、戦争を優位に進められるように、、、

彼らの努力が実り、戦争に勝つが、チューリックは同性愛者として、犯罪者扱いに、、、ただ、彼の業績を認めてなのか、ホルモン治療をすれば刑務所には行かなくて良いという選択を迫られる。
彼はさらに進化させた暗号解読装置と離れることがなにより苦痛と感じたためホルモン治療を選ぶが、、、



その治療期間終了後に、、、自殺。

彼が残したその暗号解読器が、現在のコンピューターへと進化したという、、、

国家の事情や、二重スパイ、その存在を知りつつ隠す上官、暗号解読器を必要と思わない頭の固い上官、、、いろんな立場と、いろんな思いが交錯し
、勝利だけではない戦争の重さを感じる映画でした。

決して楽しいストーリーではないのに、ぐいぐいと映画に引き込まれます。
アカデミー賞最有力という噂の奥深く、満足できる映画でした。

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