トリック劇場版 ラストステージ

「トリック劇場版 ラストステージ」を見ました。



自称天才美人マジシャンと天才物理学者のコンビを仲間由紀恵と阿部寛が演じ、高視聴率を記録したテレビドラマシリーズのラストを飾る劇場版。
レアアース採掘の障壁となる魔術師のトリックを解くべく、秘境を舞台に登場人物が活躍を繰り広げる。

海外の秘境でレアアースを採掘するため、協力を依頼された天才物理学者・上田次郎（阿部寛）。



しかし、採掘権は獲得してあるものの、そこに住む部族が立ち退きを拒否。
上田は自称天才マジシャン・山田奈緒子（仲間由紀恵）の力を借り、部族が信奉する呪術師ボノイズンミ（水原希子）のトリックを見破ろうとするが、、、

いつもなら、超能力とかを、それは手品だよ、、って解決していくのが見どころだけど、
今回も「お見通しだっ！」のキメ台詞はあるものの、スッキリ解決は出来ません。

でも、そのぶん奥の深さがありドラマではない「映画」としての魅力がアップしているようにも思います。

矢部と秋葉の警視庁コンビも活躍はしないけど、物語の展開には欠かせません（笑）



今回の謎は、山田がこの地に来てから何度も見る同じ夢。



この地にある山で大爆発が起きる夢。

その夢は地球の鼓動を感じることが出来る血を受け継ぐ山田と、この地の呪術師ボノイズンミが同じ夢を見てることを知る。



実はこの山は天然ガスが噴出してるようで、それが通常より多く一気に噴出。
それが今にも爆発という、、、夢と同じ展開になろうとしてる、、、

呪術師ボノイズンミは、山田たちと同行してきた医師・谷岡に撃たれ絶命してしまうが、そのさい同じ能力を持つ山田に後のことは頼むと、、、

頼まれても困ると思うけど、山田は引き受けちゃう(^^;

実は、呪術師の洞窟の奥に別の絵があり、、、、



地下でガスを誘爆させて、地上の被害をなくす方法が壁画に記されてた。

そして、上田をひとりで引きかえらせ、単身その使命を全うしようと、、、

そして爆発。

上田と別れる前に、「もし死後の世界があれば、一年後必ず連絡をとる方法を見つけます。」「そのときは餃子と寿司をお腹いっぱいご馳走して、、、」と言い残したことをずっと信じて待つ上田。

その頃、警視庁コンビの矢部のもとに記憶喪失の女性を保護するよう連絡が、、、

で、上田の元には、、、山田が、、、



上田と初めて出会ったときに見せたコインのマジックを、、、

果たして、このとき山田は記憶を失ってたのか、どうなのか、、、そこは謎のまま、、、

THE END

スッキリしない部分もあり、劇場版らしさもあり、、、
けど、ラストシーンで目の前に現れた山田を見つめる上田の視線は「生きてた」ことの喜びで満ちてると伝わってきます。
そういう大切な「絆」が伝わってきたなら映画としては大成功かな？＾＾